ずいぶんと間が空いてしまいました。
けっして特別に忙しいわけでもないのに、ただずるずると悪い癖で時間が過ぎてしまい、
気がつくともうブログを開くのもためらわれて、
臭い物にはふたをしろとかいうけれど、
自分で自分のむらっけがおぞましく、
ふたがとれずにここまで来てしまいました。
あーいややなー。自分のいい加減さが。
皆様こんなやつですが気が向いたらまたのぞいて下さい。
気を取り直して。
書いてみます。
たんぽぽとぼたん。
なんか花の話のようなんですが、実は秋田犬の名前なんです。
小学生の頃、家の近くの酒屋の先輩の家に大きな秋田犬が3頭くらいいて、
いつもは鉄の犬舎に入っているんですが、夕方になると先輩が2頭くらいつれて、
散歩のため小学校にやってくるんです。
子供の僕にはその犬がライオンか虎のように見えて、
近寄りたいけど近寄れない、怖くて。
でもなんかすごい犬という印象が頭に焼き付いていた。
大人になり犬のことなんかまったく考えていなかった時に、
たまたま車で走っていて、歩道を行く白い大きな犬が振り向くのを見たんです。
それもイギリスのロンドンの街の中で。
目と目が合ったように思えて、印象深く記憶に残って、
その犬の美しく愛くるしい姿が頭に焼き付いてしまったのです。
あれは絶対秋田犬だ。
なんとなく確信めいたものがあって、帰国後さっそく秋田犬のことを調べてみたら、
家の近くのペットショップなどではまったく取り扱いがなく、
どこへいっても「みつかったら連絡します」というだけでまるで連絡がない。
20年近く前の事なのでインターネットなんてないし、
困ったなぁと思いながらずるずると時間が過ぎていった。
そんなとき先輩が「家の近くに秋田犬の店があるよ」と教えてくれた。
三歳の息子と身重の嫁さんをともなって、
「ちょっと見に行こ」と皆を誘い出した。
その帰りにはしっかりと一匹の愛くるしい子犬が、
車の荷台に遊んでいた。
これがたんぽぽなのです。
その6か月後に嫁さんは無事次男を出産。
今から思えばほんとに無茶なことをしてたなぁと思う。
子供達もたんぽぽも無事にすくすくと成長し、
近所では「家族より犬を大事にしてる」と言われてたとか。
たんぽぽは店の主人が太鼓判を押しただけあって、
本当に性格の良いおとなしい犬だった。
秋田犬は天然記念物に指定されているので、
血統書の登録など事細かく協会から連絡があった。
名前については最後までこのままで本当に良いのか?
と何度もねんを押されたりもした。
それから15年。
この秋田犬は僕の家にいて、家族とともに暮していた。
体が大きく存在感があるので単にペットという感覚だけでは言い表せない、
不思議な感覚をこの犬から感じていた。
よく言われる家族の1員という感じでもなく、
人間と犬の関係の不思議さのようなもの、というのだろうか?
散歩の途中で突然座り込んで動かなくなることも度々あったし、
山が好きだったのでよく散歩にでかけたんですが、
山の自然の中では、その姿がとても神々しく見えたりして。
たんぽぽの方が僕よりも威厳がある、という事実を突きつけられるわけです。
生き物としての威厳のようなものを持っている犬なんです。
長くなりそうなのでこの続きは近いうちに.....。